ワイヤー矯正

ブラケットといわれる装置を歯一本ずつにつけ、ワイヤーで連結させて、歯を動かす治療法。歯並びと噛み合わせを整えます。透明で目立たないプラスチック製のブラケットを使用しています。

治療の流れ

セパレーション

上下左右臼歯の間にゴムを入れ、歯間に隙間をつくることです。隙間を作ることによって今後、6番にバンド(別紙参照)を装着することができます。※やらないケースもあります

バンドの装着

バンドとは、上下左右臼歯にはめる金属の輪のこと。拡大装置作製のために使用したり、マルチブラケットをつけるうえで必要な方はバンドをつけます。急速拡大装置の詳細はこちら

ブラケットの装着

歯の表面を綺麗にした後、歯の表面処理をし、接着剤を用いて1つ1つの歯にブラケットをくっつけます。

ワイヤーの装着

ワイヤーをブラケットに通し、細い針金で1歯ずつ固定していくことで、的確な力をそれぞれの歯に加えることができます。月に1回来院して頂き、ワイヤーの調整を行います。

保定

Ⅰ期治療終了時、Ⅱ期終了時に矯正で動かした歯が後戻りしないように2年~3年ほど装置を入れて後戻りを防ぎます。

Ⅰ期治療終了時

顔の成長の様子、歯の生え変わりを確認します。移動させた歯が元に戻らないように装置を使用してもらいます

Ⅱ期治療終了時

主にⅡ期治療で整えた歯並びや噛み合わせが元に戻らないように取り外し式の装置を用いて歯の位置を維持します

部分矯正

成人式や結婚式等のイベントまでに歯並びを良くしたい方、一部分だけすきっ歯や出っ歯等、部分的に気になるところがある方等は部分矯正でも審美的な改善が出来る場合があります。ただし、部分的な治療になるので、咬み合わせの改善は難しいです。治療期間も考慮して、半年から1年以上前に来院されることをお勧めします。適応できるかどうかは、矯正医にご相談ください。